2022年5月28日土曜日

ふたりから3人

 

私は時間が経つと、良いことすら忘れていくので

これから先の自分へ書き残しておこうと思います。


今回の池袋ジャズフェスでは、参加条件が3人以上ということもあって

今までのデュオからひとり加わってもらい3人で参加しました。


ひとり増えるだけだと単純に考えていたんですが

実際に加わってもらったら

まるで別の新しいバンドのような感じになり。延長線上ではなくなったことに

自分のことながらおどろいた。

実際に経験しないとわからなかったことです

バンドって いろいろ経験してもわからないものですな


今までは

ちょっとしたことも伝わってきていた相手のギターも

ものすごく遠く感じるようになった。不思議なもので。

音の距離感が変わったというか。

自分にとってはあまり嬉しくないことだったけど

でも結局、解決策は見つからず。

ずっと 両方を聞く余裕もなかったんだと思う。


3人に増えてから

個人的に随分リズムとテンポで悩んだり考えたりしてました。


どうしたら良くなるかとか、どうやったらやりやすくなるのか、みたいな。

最後までずいぶん考えたけど、これも解決策は見つからず。


結局は自分のいろんな技量が足りなかった。これに尽きると思います


これから先の自分に もしまた同じような事があったら

うまく解決できているといいなと。


自分に余裕がないと周りの音が聴けないけれど

聴きすぎると振り回されてしまうことにも気がついて

聴く、聴かないっていう塩梅というか

それのバランスっていうんでしょうか


ここら辺も今年に入ってからけっこうその場その場で

かなり意識して、考えながら弾いてました。

これはけっこうしんどかったんだけど

でもこれを続けたおかげで 以前より周りの音をクリアに聴けるようになったと思う。

訓練の賜物、みたいな。


いろいろあったけど

良い経験ができて何より自分の為になった。

なんだかんだ当日も リズムとテンポは悩んだまま突入したけど

それでも久しぶりのあの空気感のなか、自分なりに楽しんで弾けた。


まあ相変わらずミスとか間違いはたくさんあったんですが

以前ほどいちいち気に留めすぎなくなったところは我ながらエライ。成長してる。


技量は少しずつ、少しずつ あげていけたらいいなと。

技量があがれば余裕もできて

自分の表現も もっといろいろできると思うから。

地道にコツコツいきます。


今後はまたデュオに戻ります。がんばろう。



この曲はリズムを変えたら 原曲の雰囲気とは、がらっと変わりました

自分のイメージなんですけども。

なんか飄々とした感じと言いますか。私はこの雰囲気けっこう好きなんです



2022年5月23日月曜日

アツかったぜ池袋ジャズフェスティバル2022

いやー 鉛を身体に装着してるかのような疲れが

今日も続いてます。


2年ぶり、いや 池袋は西口公園の改修工事があったので

3年ぶりとなる、池袋ジャズフェスティバルが

一昨日・昨日と2日間 開催されました。無事開催されて良かった。

土曜に参加、日曜はゆっくり昼前からまわって夕方まで楽しみました。


土曜日の初日は

電車に乗っているとき、すでにどしゃどしゃ雨が降っていて。

屋根がないところはどうなってるか ものすごく心配で

早めに家を出て様子を見に行きましたが


それぞれテントが設営されていて、屋根がついていて

演奏できないバンドがないことにひと安心。さすが池袋ジャズのスタッフの方々。



それに意外にも早くから人が集まっていて 驚きと喜びみたいな。


付近をまわって聴いていたんですが

もうね、どこのバンドも

「雨でもカンケーねー」っていう感じとか

久しぶりに演奏できる、気持ちいいっていう勢いみたいなものが音から伝わってきていて

ものすごく自分のテンションもあがってました。

私自身もほんとに待ちに待ったジャズフェスでした。


テンション爆上がりのおかげで 忘れることもできたんですが

以前痛めた両足首が朝から痛くて

あまり気にしないようにしてたんですが

演奏1曲目途中で右足がつりそうになったという初めての経験をしました

結果収まってくれたけど、その時は「嘘でしょっ!」ってめちゃめちゃ焦った…。


同じ道場の仲間もわざわざ見に来てくれたりして

ありがたかったです


プログラムは30分刻みだけど、演奏時間は20分、入れ替え10分と

事前にアナウンスがあって 調整がけっこう大変でした

時間何度も計ったりして。

実際いろんなところ観ていたら、ほとんどはMCもそこそこに

演奏してるバンドが多かったな


日曜のお天気は回復して、肌が痛くなるほどのイイ天気。暑かった。

西口公園観ていて、西口の駅前のバンド観ようと移動してるとき

なんかカワイイ乗物が。


よちよち走りながら あれ、止まった!って思って。

もう赤い乗り物に釘付けになって 西口ではなく
ふらふらと赤い物体に引き寄せられて


バスだああ ってテンション上がって

乗れるかわからないし、どこに行くかも知らないけど


聞いたら誰でも100円で乗れますっていうんで 乗っちゃった!


かわいい~~~~かわいすぎる。ほんとにちっちゃいミニバス。

イケバスっていうんだそうです。


バス停もね、真っ赤で ちょっとだけ道路から歩道の中に入って止まるところも

おお~~とか思いながら。

けっこう普通の車も大変そうな裏道みたいなところも通ってしまったりするんですよ

ほぼ地元なのに まったくしらなかった。






中も、全部 ブリキのおもちゃみたい。かわいすぎる。

こどもたちがね、コレ乗りたかった~っつって乗ってくるんですよ。

そうだよね~~~わたしも~~~~


運行図がのっていて 池袋付近をまわってるみたいです






いやあ、きもちいいのなんのって。


そんな池袋づくしの週末を過ごしました。


まだ自分たちの演奏の録画を観ていないんですが (こわいねー)

これから観てみようと思います

いろいろ片付けないと。荷物も家のことも放ったままだしな…。

12時間一度も起きず、爆睡しました (笑)いやあ、寝た寝た。


池袋ジャズフェスティバルが両日共に開催されたので

他のジャズフェスも後につづくといいなと思っています。


池袋ジャズフェスティバル2022を開催してくださったスタッフの方々

ありがとうございました。

演奏も以前よりず~~っと

ありがたみとか、楽しいという気持ちを味わいながら参加させていただきました。





2022年5月16日月曜日

練習方法

 雨ばかり。晴れて欲しいなあ


先日は毎度の練習会だったんですが、意外な盛り上がりがあったので

書いておこうと思います 今回はギター4人。


練習会って、まあみんなよくやると思うんですが

たいてい、複数人だいたい決まったメンバーで

スタジオなり入って

決めた曲やその場で出た曲とかやると思うんですが 

2回くらい入ると飽きてきたりしませんか。


練習時間も、2~3時間程度なら まだ良さそうな気もしますが

自分たちはカラオケということもあり、5~6時間は入るので

どうしても中だるみとか

いろんな「飽き」が来ることは免れないんですよね


というわけで 今回たまたま提案したのが

シンプルなコード進行の スタンダード曲をひとつ決めて

リズムだけ変えていくっていう練習。


リズムパターンは 代表的なのをみんなで挙げていって

とりあえずは、4ビート、ボサノバ、3拍子。


でも他にもボサノバのベース倍にしたやつとか、ソウルっぽい16分カッティング調、

ジョージアのリズム、5拍子とか、ゆったりバラードとか

いろいろあるかと思います チョイスは自由。


最初はやりやすく ミディアムテンポ、ワンコーラス交代。

バッキングもアドリブも一人ずつ、

バッキング→アドリブ→お休み の順番でぐるぐる回すっていう。


この順番にしたのは

お休みの間に、自分はどのリズムでバッキングするか考えられるように。


バッキングの人は リズムを変える決定権があり

アドリブを取る人は、そのリズムに沿って弾くっていう。


最初、みんなの反応は薄くて

私自身もまあ飽きたときの練習ネタにでも… くらいに思ってたので

別にやらなくてもいいかな とか思ってたけど

やりはじめたら 

練習時間終盤にもかかわらず

「そうくるか!」「これ面白い」っていう雰囲気になってきて

結果、なかなか楽しい練習時間になりました。


ギター弾きって言うのは

基本的にアドリブやソロが中心!…みたいになりがちなんですが

このときは アドリブより

バッキングの人がソロ取る人にリズムを仕掛ける、みたいな空気になってました


慣れてきたら

基本テンポを上げたり、ワンコーラスの半分でキーを変えたり

わざとバッキング弾かないところをつくったり、とか


いろんな負荷をかけることもできるので 良い練習にもなり

先日の感じなら、しばらくはゲーム感覚で全員が楽しめそうです



キーが違う曲、テンポの速い曲、遅い曲、テーマが難しい曲

転調が多い曲、みたいに

そういうところで変化をつけようとするパターンは多いですけど

リズムで変化をつけていこうっていうのは

なかったので 良い気分転換になるかもしれません


まあ今回のこれは あるあるですけど

なにより飽きの来ない練習方法を考えて練習していくって

大事なことだと思うので、できるだけ工夫して楽しくがいいですよね



数日前にたまたま見つけた動画。

個人的にツボにはまってしまい。ループ中毒になりました

バーニーケッセルは素晴らしいことを言っているんですが

和訳のせいで

なんにも入ってこない。表情と和訳が妙にマッチ。


コメント欄は、真面目な感想ばかりで

なんでこの面白さに気づかないんだろう。


同じツボに入る人がいたら きっと仲良くなれると思います。






2022年5月11日水曜日

加齢と共にわかること

梅雨のような天気が続いてるなか 今日は取りあえず良いお天気。


ここ1年くらいですごく自覚したことなんですが

歳を重ねる毎に新しいことの習得に時間がかかるようになった。


ここでもよく書いている、

わたしは人の何倍もやらないと弾けるようにならないっていうのは

自分の不器用さだけが原因っていうわけでもなさそうだと

最近つくづく感じるようになり。

周りを見渡すと

どうやら私だけではないらしい、ということにも気がついたりして。


20代、30代からみれば 経験していない年齢なので不思議に思うでしょうけれど。

わたしも自分が実際にこの年齢になってみて初めて理解できた。


「いやあ、練習できなくて」

「いつになってもこのフレーズ弾けないんだよね」


年齢性別問わず あるあるフレーズですが

若い人たちが言う言い訳とはまったく意味が異なります

やる気とか物理的な問題とは違うんですね


若い頃には毎日のようにできた長時間の練習が難しくなり。

新しいことの習得には20代の何倍も時間がかかるんですな

これはね

悲しいですが、言い訳というより事実なので致し方ない。

だから思うんですが

わたしは我ながらがんばってるほうじゃないか、って最近すごく思うんですよね


40歳をすぎて 新しい音楽を身体に入れるってすごく難しいと感じていて

実際、私の場合ジャズという音楽がそうですが

やっぱりね、どうやっても表面的にしか入ってこなくて。 

好き嫌いというより

たぶん頭が固くなりはじめてるかもしれない。

10代20代にはスポンジのように 何を聴いても吸収できたのに。


楽器の習得も同じで

周囲のそれなりの年齢の人が ものすごく上達していたら

それはめちゃめちゃ頑張ってるんです

ある意味、若い人たちの比じゃないですね


まあ そういうことですが

とりあえずは私の練習の方向はさほど外れてはいないので

地道に時間をかけて身につけていこうと思っています


別に嘆いているわけじゃありませんよ(笑)

がんばります


思わずにこっとしちゃうやつ。