2023年10月30日月曜日

秋の発表会


 今月最後の週末、昨日は

私が通っている宮之上ジャズギター道場の発表会でした。




今月で丸13年経ちました。月日が過ぎ去るは風の如し。

何度も書いてますが

そもそもここまでがっつりジャズをやるつもりもなく

13年ほどブランクがあったので

また弾き始めるにあたって 良い機会だから人に学んでみようかなというときに

偶然ですが宮之上先生がホストを務めるセッションでお会いしたのが

きっかけでこの道場に入ることにしました。

(私は当時ホストが誰とかまったく気にしてなかった)


知らないジャンルに挑戦、という感じの軽いノリでしかなかったんですが

思い返せば ずっと理論、フレーズ、そして何より

4ビートというリズムに苦しんだ13年でした

いやあ 私にとって4ビートというリズムは手強かった。


4ビートは

サンバ・ラテンと同じく、ちょっと特殊なリズムだと思いました。

理解して体感で感じることができて慣れるまでにずいぶんかかった。


軽いノリから入ったものの、いろんなことに理解できない自分自身に

かなり苛立ったりしたこともあった…


まだまだ学ぶことはたくさんあるものの

当初の何も知らなかった入りたての頃に比べたら

ジャズももちろんなんですが、弾くのに必要な

音楽のいろんな知識とそれを使った技術が身についてきたと感じます。


直接指導を受けているわけではないんですが

宮之上先生にはとても感謝しています

あのとき出会わなかったら、今どうなってたのかなと

この時期になるとしみじみ思います


今直接指導を受けている中根先生は 当然なんですが

私に必要な理論的なこと、

私には思いも付かないアイデアとか考え方を提示してくれるので

まだまだ勉強は続いていく感じです


昨日も道場仲間と話していたんですけど

ギターがうまくなりたい。うまくなりたいのは思うように弾けるようになりたいから

なんですよね

頭の中とギターを直結させたいんですけど

ギターの技術が足りないから、それがまだできないんです


最近は、たまーにできるときがあるんだけど

それができたときはたぶん本当の意味で無心になってる気がします

わたしにとって 無心は大事なんです

まあ2回ぐらい生まれ変わったら全編でそれができるようになるかな~


自分に期待。


そんなわけでこれからもカメさんではありますが

精進していきたいと思っています。


こちらは今年6月に府中のイベントに呼んでいただいたときのもの。

オオカワオオタというギターデュオです


やっとメモリに入っていたたくさんの動画を整理しました。

他にもありますが追々。オオカワオオタのYouTubeチャンネルには

最近の動画も上げてあります。


どうぞよろしくお願いいたします


2023年10月26日木曜日

無重力の世界

 

少し前ですがアマゾンプライムでウェインショーターのビデオ、

「ウェイン・ショーター:無重力の世界」

ドキュメンタリーですが エピソード2まで見ました。



エピソード3まであって

1は生まれてから1970年くらいまで、2は1970~2000年、

3は2000年~という流れ。


私はウェインショーターという人をほぼ知らなかったのですが

知らないけどイッキに見ることができたドキュメンタリーでした

面白かったし、とても興味深かった。


基本はウェインショーターのインタビューと当時の映像です。

この人がマイルスデイビスのことを話すとき

必ずマイルスの声を真似て話します。


余談ですが

エピソード2で個人的に印象的だったのは

ウェザーリポートにジャコが加入してサウンドが変わっていったときの話で

インタビューでソニーロリンズが


「楽器をやるにはエゴが必要で人前で演奏するには必要だけど

 高みを目指すならエゴを昇華させなければならない。

 自分中心になると大抵の場合成長が止まってしまう」


っていってたのが、とても印象的でした


アマゾンプライムで見られる人にオススメです。



2023年10月23日月曜日

府中にて 2023

 

昨日はジャズイン府中に参加してきました。

今期一番すごく朝は寒かったんですが、気持ちのいい秋晴れ。

イベントに限らず 晴れてるだけでなんか嬉しいよね。


コットン畑というお洒落なカフェで演奏しました。

今年はこれでジャズフェスは全部終了。がんばった。


がんばったというのは演奏はもちろんなんですが

私の場合は体調が一番の不安要素で

具合が悪くならないよう夏からずっと気を付けてきてたんですよね

ただ気をつけようがないことも多くて

自分でコントロールがきかないことが多いので

今月はびくびくしながら生活してました。全部無事に参加できてほんとによかった。




交通の都合で、国分寺駅にて。

今回はアンプを用意していただけたので だいぶ楽に移動することができました。


アンプと言えば

アンプ買っちゃった…。

春にギター道場の同じクラスの人が持って来たギターアンプで

アンプの音出しをさせてもらってから

ずっと頭の片隅から離れなかったヘンリクセン。

いや~ずっと考えてましたけども。すみだの時に使いましたけど

すごくフラットでストラトも使いやすかったです


個人考察ですけれども やっぱり中音低音、ここがね

小型アンプ特有の少しスカスカした感じがなくて

密度がぎゅっとした感じが私にとってはすごく安心です。


大型アンプならそこら辺も普通にしっかりしてるでしょうけど

自分にとっての条件が 持ち運びできる重さの限界5~6キロ、というのが

あって、いままで小型アンプに何も期待してなかったといいますか。


そんな感じで、私はフルアコの音に対抗しなくてはならないので

今のところヘンリクセンはとても良い感じです。


府中での演奏が終わった後は大國霊神社にお礼参り。

春に「ジャズイン府中出られますように」ってお願いして叶ったので

そのお礼に挨拶して帰りました。




また来年です。また出られるといいな。

見に来てくださった方、ありがとうございました。

来週末はギター道場の発表会。がんばります





2023年10月14日土曜日

錦糸町にて 2023

 



今日は錦糸町ですみだジャズストリートフェスティバルに参加してきました。

晴れ間も見えつつのたまに曇ったり。


持ち時間は30分だったので

演奏曲は少し詰め込んで、あまり喋ることもなく演奏しました。

今回はバー的なお店でやらせていただいて

皆さんお酒も入っているせいか あたたかく聴いていただきました


演奏後、何人かのかたから声をかけていただいて

少し時間が経ってから

なんか報われたのかなって素直に思えて かみしめながら帰宅しました

少しずつだけど地道にがんばろうと思えた1日でした。


同じ道場の生徒さんがわざわざ私たちを見に来てくれて

そのあとの一杯という一枚。


ありがとう



また地道にがんばります



2023年10月12日木曜日

横浜にて 2023

 

先日は横浜ジャズプロムナードの街角ライブに参加してきました。

天気は良くて、スタッフの方々もとても親切でありがたかったです



今回はここで演奏しました。


わたしたちの前に演奏していたギター演奏がとてもよくて

見習いたいなと思いつつ聴いていました。



またひとつ、デュオとしての経験を積むことができました


マイペースでがんばります。




2023年10月1日日曜日

サブバッキング

 

はやい。もう10月になりました。今年も残すところ3ヵ月…


サブバッキングって私が勝手に言ってるだけなんですが

3人編成ドラムベースなしの場合

メインバッキング(ベース含む)がいて

メロディがいて

その他の役割がサブバッキング。


メインのバッキングの邪魔にならないように

コードを弾いたり、オブリを入れたり、メロディのユニゾンしたりハモったり

グループの中でそういう役割をする人を私はそう呼んでます。


私の場合は、ここずっと何年も

ドラムやベースのいないグループでギターを弾くことが多くて

たとえばギター×2+サックス とか ギター×3 といういずれも3人編成。

自分がサブバッキングを担当する曲もあるのでいろいろと考えたりします。


パートの分けかたにもよるんですけど

だいたいはメインでバッキングもしくはベース取る人

メロディを取る人

で 最後にバッキングを補佐したり、メロディの補佐をしたりする人

という具合です。


こういう役割は特にギターに限って言えば やる機会が少ないというのも

あって、下手な人がたぶん多い。思いつかないっていう人がほとんどだと

思います。何やって良いかわからないってみんないう。

私も実際やるまでそうだった。


いやあ やってみると気がつくことがたくさんあるんですよね

やっていくうちに、少しずつコツとかタイミングみたいなのを

掴んでいくって感じです。

こういう役割はやっていかないと絶対にできるようにはならないなと

その役目をやっててすんごく思う。


サブバッキングの役目を弾いてる時にすごく気を使うことは音量。

メインほど大きいのはダメだし

かといって小さいと、アレンジの役割や効果が出ない。

それに加えて

他の人の邪魔もしてはいけないし 何かと難しいことが多い。

で、何よりその加減を考えて弾くには周りの音が聞けてないとこれまた難しく。


でもサブバッキング次第で曲全体の抑揚がついたり

その曲がとても効果的に聞こえるようになることもあって

やってみると 私自身はけっこうやりがいを感じたりもするんです。

まだまだちゃんとできないけどね。


3人編成は、2人というデュオ編成よりも自由度がなくなるので

ある程度、ここっていうところは決めておかないと

細かい不都合が生じてくるし、せっかく3人なのに意味なくなっちゃうことも。


そのかわり、2人ではできないことができたりするので

そこをどうやったら最大限利用できるのかっていうのをアレンジに活かせれば

いいなとは思ってます。難しいですけども


ギターの人ってまあ自分の周りだけかもしれないけど

バッキングだけを練習するってことがないらしいんだよね

心の中でいつもハテナなんだけど。

いや、できるんならいいんだけども。私はできないから練習する。



ふたりとも同じポジションのコードはダブって意味ないから弾くな、とか

ベースがいるときにベース弾くなとか(ルートは弾くなっていう意味)

ジャズの中ではわりと言われるんですけど

そういうのがイマイチだなっていう場面は確かにあるんだけども

あまりにも言われすぎていて

どんなときもそのルールを適用、みたいな。

既成概念みたいなのに囚われすぎだなと思うことがものすごく多い。


自分自身、そんなことないって感じる状況がわりとあるんで尚更です。