2023年2月27日月曜日

バラード

 

バラードは難しいとよく言うんですけど

やっぱり難しいですよね。むずかしい。

でも苦手意識はないんですよね。むしろ好き、って感じで。


今回、バラードを録ったんですが

あらためて感じたのは 揺らぎがすごく大事なのかなということでした

揺らぎがリズムを生み テンポを出して、空気感を作るっていう

自分の中のイメージです


空気感ってとても大事だと思っていて

これが崩れるとバラード曲が崩れるというか

単純に言えば、雰囲気がなくなってしまうというか。

ふんわり空気をまとったまま最後まで演奏できるといいんですけど

なかなか難しいです。


全体の演奏で、どれだけ空気感を作れるか、っていうことが

聴いてもらえるカギ、みたいなふうに私は思ってます


揺らぎを生むには音の強弱や テンポの揺れ、リズムの共有が必要不可欠で

正確なテンポよりむしろ少し揺れてるくらいでいいのかもしれませんが

きっと正解はないんでしょうね


将来そういうことがもっともっと自由自在にできるといいなと思いつつ。

スカイラークというジャズスタンダードです

先生のコード進行を使わせてもらいました。


みんなかなり疲れてるなか がんばりました。





2023年2月20日月曜日

スケールとフレーズと悩む時期


スケールが先かフレーズが先か。私自身は習い始め当時から何年も

すごく混乱してよく悩んだのでこの話を。

私のやりかたというか当時の考えかたの話です。ほんといろいろ悩んだ…

(悩むのは今もですけども)

ジャズ習い始めは、いろいろ大変です。


私が通っている道場は入った頃、まず最初に習ったのは

ジャズのテッパンと呼べるフレーズ10個でした。

スタンダードを聞いていると

そのフレーズはギターに限らず、ピアノでもサックスでも

本当によく耳にするフレーズばかりです。


教わったフレーズをスタンダード曲の2-5進行に合わせて

当てはめていくことで

こういうときにはこういうフレーズ、という感じで

少しずつ、慣れていくという感じでした。


スケールがわかっているとフレーズの覚えも早いんですが

私はスケールがすごくあやふやで

フレーズの音が耳慣れない音遣いをしてたりして、何もわからなかったため

先生の弾いてるところを録画して

音と先生のポジションを見ながら覚えてました。


まあ大変、必死です。

悪戦苦闘してた年末年始から数カ月はいまだに覚えてます。

何も考えず、とにかく丸覚え。それしかなかった

私は覚えもあまり良くないので、人より時間もかかってて。今もですけど。


フレーズを覚えて、それをいろんなキーやポジションで

同じフレーズを使い回す、とか 当時からよく言われましたが

そんなことが出来るようになるのは、何年も何年もあとのことで。

実際、私にはものすごく難しくて ずっとそういうことができなかったです。


難しかった理由のひとつに

スケールがあやふやなままレッスンが進んでしまって

ちゃんとフレーズが弾けなくて、度数もわからず。

ある時期

フレーズよりスケールをやっていかないとだめだろうな、と

誰に言われたわけでもなく自分で判断して

アドリブを取るとき、スケールばっかり追いかけるようになったんですよね。


そうすると

「スケールじゃなくてフレーズを弾きましょう」って

周りや先生からやっぱり言われてしまうんですが

結局ずいぶん、というか ずーっとスケールで弾き続けていたような気がします

でも

そういう時期があって今は良かったんじゃないかと思えるので、

回り道だったかもしれないけど悔いなしです。

でも、ほんとによく言われてたな、思い返すと。しょっちゅう言われてました。


スケールもフレーズも同時にやればいいじゃないって思うんだろうと思いますが

練習時間も限りがあったり、

自分自身があまり「フレーズを弾け」っていう意味がわからなかった っていうのも

あったのかなあと思ったりしています。

ジャズのフレーズとフレーズをつなげて弾くっていう概念を

いまひとつ理解してなかったというか。

あとは

スケールを教わらなかったわけではないんですが

フレーズを中心にしたレッスンが多かったので

それについていくのが精一杯という感じで

スケールをきちんとやる余裕すら自分には無かったというのが正直なところ。


フレーズもスケールもどちらにしろ必要なことなので

両方覚えることになるんですが

私のように、スケールが見えないと何も進まない、みたいなタイプも

いるという感じでしょうか。

器用な人は両方ぱっと繋がって、すぐ弾けてしまったりすると思います。

うらやましいことです。


でも続けているうちに、コード、スケール、フレーズ全部が

繋がってくる時期が来るですよ。これはすごーくうれしいんです。

一気に世界が広がって 自由に弾けるようになれた気がして。


グループレッスンということもあって

生徒のスキルにばらつきが出ざるを得ないクラスもあって

そういう理由で習い始めて確か1~2年位で

コンディミとかやった記憶もありますが

私には関係ないこと、っていう感じで当時は流してました。

客観的に見て、今の自分にはそれ以前にやることがたくさんあるって

思ってたから。

そういう理由で、時々少し高度なこともレッスンでやってたけど

自分にとってそういうことは、ぜんぶ右から左に流してました。


それでもすぐできちゃうタイプの人もいるので、

自分がどういうタイプかを知るっていうのは 上達していくにあたって

必要な事なのかもしれないですね。

私の場合は順序だてて考えて練習していくタイプなのかもしれません


楽器は弾けるようになると楽しいんだけど

覚えることもたくさんあって、根気が必要だったりしますよね。

すこしずつ これからもがんばります。



録画した海外番組から流れてきて、久々に聴いた曲を。

ビルウィザースがオリジナルだったんですね 知らなかった。

いろんな人がカバーしている曲。

歌詞がね、とってもいいんですよ。ぜひ検索してみてください。



2023年2月13日月曜日

理屈と実践ツーファイブ

 

教えてもらった音楽の理屈とか 自分で気がついた理屈とか

どれだけ実践に活かせるのかっていう話です。


自分の場合は

そもそも理屈に弱く

ずいぶん長く いろいろわからない時期を過ごしてきてるせいか

覚えたことは使わなきゃもったいないし、知識だけじゃ無意味っていうのが

根底にあります


ツーファイブのフレーズに飽きた とか

いつもマンネリフレーズしか出てこないとか

まあ~ ギターあるある、なんですけど

私の場合で言えば

だいたいこう思う時って いつも同じコードとスケールの位置しか

見えてなかったりすることが多いので、

自分自身で工夫したりしてる例(ほんと一部)なんですが

ちょっと工夫してみるだけで、考えたり熱中できたりします


先日も、似たような話をしていたんですけど

その中のひとつで Gm-C7-FM7っていうツーファイブワンの

コードを置き換えちゃう練習。とか。

Gm7-C7-FM7 → Gm7-B♭m7-FM7

         → B♭M7-B♭m7-FM7

         → Gm7-Fdim-FM7 

         → D♭M7(D♭7)-F#M7(F#7)-FM7

(まだいろいろあると思います、考えてみると面白いですよね)


こういうのは普段から練習してないと、実践ではまず出てこないんじゃないかなと。

少なくとも自分はそうなので

今も少しずつクセつけるために考えたり弾いています。

弾いててもね、私の場合なかなか出てこなかったりします。

いつか出るだろ!って自分を信じてコツコツやってます。


2-5を上の例みたいに変えてみることで、

バリエーションが増えて

変化がつけられるんじゃないかなと思ってます


こういうふうにコードを置き換えたり考えたりするその先に、

アッパーストラクチャーの理解が見えてくるというか 

なるほど~って思えるように 私はなってきてるんですよね

2-5をとっかかりにしていくのは入口としてわかりやすいし

理解していきやすいと私は思ってます


あとは 2-5で他の方法なんかだと

手癖になってるツーファイブフレーズに、テンションを入れて

それを狙って弾くフレーズに変えてみる。とか

5度セブンからみて、♭13、♭9、#9、#11。

オルタードフレーズは使わない条件で考えていくと良い練習になるかと。


テンションを効果的に鳴らすには 入れるタイミング、

フレーズの音並びも考える必要があるな、とかね。気がつくことも多いですよね。


私でいうと、まあとにかく度数が弱くて

弾いてる時にぱっと見えないことが多いので

こういうのを地道に考えたり弾いたりしてます。

今はおかげでだいぶ、以前よりは見えてきました。やっぱ地道にですな…


マイナーツーファイブなんかも、ギターで弾きやすいところだと

Em7♭5-A7-Dm7 みたいなのも

いつものお決まりマイナーツーファイブフレーズだけじゃなくて

Em7♭5を短三度あげたGmで考えてみるとか。

するとフレーズも変わってきますよね。


こういうのを普段から少しずつやると

フレーズのバリエーションはもちろんなんですが、スケールが

たくさん見えてくるようになってきて

今までわかってたけど意識してなかったコードも

ちゃんと見えたりしてくるようになって


ギターを弾く上でスケール・コード・アドリブ、全体に広がりがでてくるので

やってみて良かったなあと思うことが実際多いです。


アドリブで弾く場合にぱっと1択しかないっていうよりは

ぱっと2~3択出ると、よりぜいたくですよね~

迷って出遅れちゃうパターンも自分はじっさいあるんですけどね…。

(だめじゃんね)


という感じで

今もこれからも 自分はずっと勉強中のままですね。がんばります


最近知ったスタンダード。イントロが何かに似ててそれが思い出せない…。