2024年12月19日木曜日

ギターという楽器

 なんか朝、小雪がちらほら舞ったようで…

寒くて窓開けられなかったのでよくはわからないですが寒いことだけは確か。


ギターって、ありとあらゆる楽器の中で圧倒的にとっかかりやすい楽器で

手に取りやすくて始めやすい楽器ですよね

楽器の値段も他の楽器に比べれば安価なものが出てるし

中古なら「やすっ!」…みたいな金額で買えるものもあったりして。

中学・高校生でも手が出るものだと思います

しかも

家でも弾けるし 持ち運びしやすい。

ピアノや管楽器、ドラムなんかはそうはいかないもんね


アコースティックもエレキもそのまま音が出て、すぐに弾ける感じ。

簡単な曲ならなんとなく形になりやすい楽器。

人が弾いてるのを見てはじめる人は多いんじゃないかと。私もそう。

周りが弾いてて、そばにあったのがギターだったんですよね

ギターが好きっていうよりは、そういう理由でした


実際に弾いて見ると

コードおさえてみても意外と音が出なかったり、何より指が痛い。

あれ、周りはもっと簡単に音出てたような みたいな。

ギターの落とし穴なんですよね~

簡単に「弾けそうな」楽器、それがギターです


実際に弾き始めたら、思いのほかちゃんと曲を弾くには時間がかかる。

1年以内にやめちゃう人が多いのはたぶん、そういう理由だと思います

あれっもっと簡単に弾けるような気がしたのに って。

ピアノとかサックスとか

1年ですらすら弾けるように吹けるようになると思います?

それと一緒。

ギターにはそういう雰囲気があるので、長続きしない人も多いんだと思います


自分自身もそうだし若い頃から見てきて

ギター始めて1年くらいはあんまり差はないかな、という感じですけど

3年位経つと、けっこう差が出てくるなという印象です

すごく上手くなってた人もいたので。

コツコツ、の差が出てくる時期が3年。


ちなみに、上手い人ほどものすご~く簡単に弾いてるように見えるんですよね

あ、私にもできそう、みたいな。(これほんとよく思う)

できないんですけどね!


私自身がそうだったんですが

理屈がわからなくても弾ける楽器、それがギター。

ちゃんと弾こうと思ったら結局は理屈はわかってないと

必ず壁にぶち当たるので、早めに基本的なことだけでも覚えてしまった方が

あとが楽かなと自分をみて思います…。


ピアノのように

はじめから先生について

バイエルから始めて弾くことと楽譜を読むことも一緒に習う文化が

ギターにはなくて

ギターの土壌はコード中心。

だから楽譜に弱い人が多いのもそういう理由が大きいのかな。


でもギターにはギター特有の音色があって

ギターにしか出せない雰囲気があるし

他の楽器には出せない奏法もたくさんあったり(チョーキングとかタッピングとかね)

エフェクターで音色作るのもギター独自の文化。

ギターならでは、っていうこともたくさんあるので

ぜひね、ギターを手に取って弾き続けてほしいなって思ったりします

私もほんと少しずつしかできないんですけどね…

がんばっていこうと思ってます

弾けなくてもあせらず

反復です

練習しなければ …ってなると気持ち的にしんどいけど

指板を見て、つかって どうしたら少しでも楽しく、いやにならずに

練習に持って行けるだろうって

練習内容を自分で考えてみるのは

想像力も発想力も豊かになるし、そういうの大事かなと思いつつ

今日も少しずつ。


癒され動画。







2024年12月18日水曜日

コードネーム

 晴れの日が随分続いて嬉しい限りですが

乾燥してますね~


ギターを始めた頃は、コードブックをよく見てました。


キーがだいたい E、A、D、G あたりか、が多かったような気がします

ロックやブルースだと ここら辺はよく出てくるので

覚えなきゃなあ、って思って

わからないコードはコードブックで調べて…みたいな感じでした


時は流れ

道場でまたギターを習うようになり、しばらくしてふっと気がついたことですが

誰もコードブックをみない ってことですかね

今となってみれば理由もわかるんですが。

必要がないと言いますか。

コードの構成音がわかっていて、度数で見て

そこから探していくので

コードブックを見る必要性がないという。

あとひとつのキーがわかれば、ギターという楽器の性質上

平行にずらすだけ みたいな利便もありますよね


私自身は何度も書いてるように

度数に弱くて、今もいちいち考えたり苦労していて

特に弾き始めの頃は ほんと理解できず、しかたないので

形からコードを覚えていきました

度数が少し見えてくるのは、何年も何年もあとのことです


レッスンもそうだったし ギター教える系のYouTube動画でもそうですが

度数が、コードトーンが、みたいな

度数を覚えることが大事、と必ずといっていいほどよくいうのは

度数を理解して指板上で見られるようになると

弾く上でものすごく便利で圧倒的に弾きやすくなるから。

ジャンル関係なくです

少しずつでも覚えられたらと私も思いつつ

今も考えながら指板上でぱっと出てくるよう覚えてます


コードひとつとっても

何かのコードが出てきたとして、ルート音の位置=1度、

ほかに3度と7度がぱっと見えれば

大抵の曲は弾けるんじゃなかろうか。メジャー、マイナー、セブンス完璧ですよね


黒本なんかをみてると

圧倒的にコードネームに「7」がついてることが多いけど

7以外がついてると「うっ」ってなる…

あと分数コードもうっ…ってなる 苦笑

考えてみて そのコードネームの意図がわかると

なるほど~って思えるんだけども。


とっかかりは、メジャー7、マイナー7、セブンス。

構成音を頭に入れる。

自分が押さえてるコードの3度と7度はどこにあるか確認。

最初は位置で覚えるもよし、そのうち他の位置も見えてくる。

最終的な目標は弾くのが楽になるから だから、

形から覚えようが、理屈から覚えようが

覚えられればよくて ゴールは同じって思うのですよ


よくコードトーンを弾く練習、みたいなのあるじゃないですか

あれだけ練習して速く弾けるようになっても意味なくて

覚えたコードトーンを「使う」練習に発展させないと、もったいなくて

あくまでも 1,3,5,7度がどこにあるかっていう練習。

それがゴールじゃないから

今度はコードやフレーズに応用していく練習をしていく。

それにくわえて

1,3,5,7がわかれば 他の度数も探しやすくなるから

今度はテンション、♭9,♯9、♭13、♯11とか。

自分で練習を考えながら、発展させていくわけです

練習って

自分が分からない事とか弾けないことを反復して覚えていくことだから

私も、過去にも書いてるパズルゲームとか

独自で勝手に考えながらですがやっていることが

すこしずつ実を結んだりまだまだ結ばなかったりするんですけれども。


ちなみに今日は コードソロ的なのをずっとやってたら

手首と手指が痛くなったので早々にやめることにしました…

これいつもなんですよね しかたない。


少しずつがんばります


養父さんのギター、私はすごく好きなんです





2024年12月2日月曜日

終わりのフレーズ

 今日はわりと暖かかった東京地方。

歩いていると上着いらないくらいでした。明日はもっと気温が上がるらしい。


ここ数年くらいですが

レッスンの課題曲にしろ、ジャズフェスで弾く曲にしろ、セッションにしろ

自分の中で決めてたことがあって

アドリブソロの話なんですけど

ソロで弾く最後だけは終わりのフレーズをきちんと弾いて見よう という。

見てる人、一緒に演奏してる人に

終わりってわかってもらえるように。

あとは次のソロ、次の展開にスムースに移行できるように。


以前は中途半端に終わってしまったり

終わりなんだけど…って自分が思っても 周りに伝わらなくて

どうしていいか今ひとつわからなくて。


いろんなスタンダード曲聴いたり 人が弾いてるのを見ていて

そうやると終わりの雰囲気になるんだ、みたいなことが

何年もかかって、少しずつ理解できるようになってきて

なんというか コツみたいなのがわかってきたかも… みたいな。


あと

そうしたいと思う最大の理由は

終わりですって、アイコンタクトするのが単純に苦手だからです…

ほんとに苦手 できればしたくない ってずっと思ってました

(今も)

周りはアイコンタクトで知らせるのが普通、みたいなことを今までも

ず~っと言うんですけど

私は苦手だし、正直嫌だったので

なんとか音だけでソロ終わりますよってのを知らせられないかっていう

ところが 実は出発点だったりします

(それじゃダメだって言われてもいいよ いやなんだもん)


ちなみに

先日のレッスンでは、ワンコーラス弾いて終わらせようと

誰が聴いても確実に終わりですよっていうフレーズ弾いたんですが

先生は許してくれず 「もーいっちょ」と即座に言われ

レッスンでは何を弾こうが通用しないということを知りました   撃沈。


ということで

いきなりその場で即座に思いつく、なんて芸当は私にはできないので

最初は、弾く曲が決まっていればですが

この曲にはこういう終わりがいいかな~とか

自分で考えて、最後だけはこれを絶対に弾くって決めてたりしてます

似た曲は全部同じにしちゃうとか。よくやってます


ぱっと思いつくのは

テーマメロディを弾く

コードソロで終わる

オクターブでフレーズを弾く

終わりの典型フレーズを弾く

伸ばす音を多くする


どれもああ、終わりかなってなるかなあと思うんですけど

終わりの4小節前からとか8小節前からとか になるのかな

私自身は今こうやって書いてて

小節あんま気にしてないな、とか思ったんですけど

終わりだぞっていう わかってもらうための落差もつけないとだな、とか

そういう意識は持って弾いてます


この練習のいいところは

これを決めてやってるうちに 耳に音が馴染んできて

最初は決めて弾かないと弾けないものも

他の曲でも そのときにぱっと思い浮かぶようになって

指が追いつかないまでも、とっさに出てくるようになるんですよね

それにアドリブの時の終わりの典型フレーズって

他にも応用が効くので

覚えておいて損がないというか。

使いどころはソロだけじゃなくて たくさんあるので

ジャズスタンダードのいろんな典型フレーズはひとつでもふたつでも

持っておくといいんだろうなと感じています


同じようにイントロやアウトロも典型パターンを覚えておくと

耳慣れしてきて 少しずつですけどそれを

使い回せるようになってきてます


自分の場合は ほんと…少しずつですけどね

常時いくつか持てて、すぐ弾けるのが理想だけど

これもね~ 私は時間がかかるのですよ


がんばります


今日、関連動画ででてきたやつ。ギターの歴史は昔本で読んだり

人から聞いたり何度もしてるはずなのに

へえええ~~っていうのもあって面白かったです

テレキャスターの「テレ」って何の意味か知ってました?