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今回、また覚えてない CD が出てきまして…。
ジャケットは、見覚えがある。
しかし、中身はさっぱり覚えてない…。 ← まただよ
試しに、と聴いてみたんですけど
雰囲気は、覚えていて、当時のうっすらとした記憶も
甦ってきました。
当時、私が聴きたかったものとは違う…というか、
音楽としてやりたいものとは
ちょっと違っていたので
あまり、聴かずにそのままになっていた、 CD でした。
トラブルファンクのファースト「 DROP THE BOMB 」(1982年)です。
Trouble Funk - Drop The Bomb (1982)
久々に聴いてみて、耳についたのは
強烈なベースとドラムにパーカッション。
どっしりとした重低音に
様々なパーカッションや、複数の肉声が、それに色をつけていて
パワー全開、ホントにエネルギッシュでした。
いわゆる、ディスコサウンドのような、
80年代特有のシンセの音、という雰囲気もありました。
それだけではなくて
今の、ヒップホップやラップの原型…のようにも
個人的には、聴こえました。
1980年代
まだこの頃は、多分、ヒップホップやラップなどの
音楽ジャンルとして
今ほど、あまり明確には、別れていない時代だと思うので
こういうゴーゴーファンクやソウルなどの
ブラックミュージックから、派生してきたんだなあ…と
本当にあらためて、
黒人音楽の流れの一部ですけど、歴史を感じたりもしました。
このアルバムには、いわゆるきちんとしたファンク、
(きちんとした…というのもおかしいけど)
少し落ち着いたソウルフルなバラード曲も入っています。
実は、ライナー見るまで、まったく知らなかったのですが
こういう音楽を「 GO GO 」と言うんだそうです。
ゴーゴーファンク、ゴーゴースウィングとも。
ゴーゴーの定義、って何??
聴いてる限り、今までのファンクとの違いが分からない…と
正直私は、思ったのですけれど
音楽的には
ゆったりしたテンポ(早いテンポは一切ない)と
粘りのあるグルーヴ、
16分のハネたリズム(スウィング)、
バスドラのシンコペーションを活かしたリズム、
延々と続けられる演奏(30分以上は軽くらしい…)
コール&レスポンス
(演奏する側と、観客との掛け合い)
ゴーゴーサウンドとは、こういった特徴があるそうです。
ただ、ゴーゴーの本領発揮は、やっぱり上記を考えると
レコード向きではないのかも知れません。
ゴーゴーとはそもそも、ワシントン D.C. から派生した
地元黒人の、地元黒人の人たちによる
ローカルミュージックだったそうで。
(別名、チョコレートシティ 意味はだいたい分かりますよネ)
(ジョージクリントン? P ファンク?
まさにこのタイトルのアルバム出てましたよね)
ワシントン D.C. と言うと
普通は、アメリカの首都、もしくは政治の中心地というイメージが
強いのですけれど
実は、この都市は調べてみたら
昔から、黒人が50%を超えるのだそうで
比率としては今も全米一、なんだそうです。
今は、減少傾向にあるんだとか。
60~70年代あたりから、ゴーゴースタイルの音楽が
存在していて
チャックブラウン、トラブルファンクによって
火がついて、全国的に広がっていったそうです。
当時、こういったゴーゴースタイルの人気が高かったのは
本国よりも、イギリスや日本、だったそうですヨ
Trouble Funk - Let's Get Hot
ディスコサウンドの雰囲気漂ってます~~
でも、このグルーヴはさすが黒人ならではの独特なねっとりリズム感。
Trouble funk-roll whit it
今回紹介したアルバム DROP THE BOMB とは違うアルバムですが
リズム隊が強烈、です。個人的には好きなリズムです
Trouble Funk - Let's Get Small (1982)
こういう曲を聴くと、ラップやヒッピホップ、ディスコ、ファンクが
全部混ざっているのが、よくわかるなあ、という感じがします~~
ゴーゴーは、一時的に流行したものの
今現在では、マイナーなものになっているようですけれど
地元音楽、ということで
世間的には衰退…してしまった感もあるのですが
今も地元では根強く残っている、とのことです。
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今回もここまで読んで下さってありがとうございました。
私自身、こういう歴史を知らなかったので
ライナーを読み返したり、調べたりして
少しだけですが、音楽の歴史が見えたような気分です。
ちなみにトラブルファンクというバンドの編成は10人!
その時々によって、
多少人数や人は変わっていたようですが
主要メンバーは、変わらずだったそう。
Vocals - Troble Funk
Keyboard 1 - Robert Read
Keyboard 2 - James Avery
Bass - Tony Fisher
Lead Guitar - Chester Davis
Perc 1 - Timothy David
Perc 2 - Mark Carey
Drums - Emmett Nixon
Trumpets - Taylor Read
Sax - David Rudd
Trombone - Gerald Read & Robert Read
You Tube 見てたら、最近の動画もあったので
今も活動されているみたいですネ!
ゴーゴーを調べたり、ライナー見てたら
チャックブラウンの名前もチラホラ…
アルバム確か持ってるので、これから聴き返してみようと
思います~~
今日の東京は、曇り。最高気温は16,4度。
あじさいの花のつぼみが見えてきました
たんぽぽも、ここはたくさん咲いている場所なのですけれど
写真では、緑と黄色のきれいな所、上手く撮れなかったので
ここだけ(笑) これも実は群生していてすごくキレイなんですヨ
今日は少し、もや~~って感じに。
新芽の緑は、やっぱりきれい!ですね~~
今日は、陸上のパーン!…というピストル音を
はなちゃんが怖がって、公園を大回りして歩くのが
精一杯…でした
それでは、また!
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