2022年9月21日水曜日

ファーザー

 

身につまされる映画でした

たまたまストーリーコラムを見て期待せず予約しておいたもの。


アンソニーホプキンス、すごいです

ここまで自然な演技ができる人って滅多にみない。

名演技といわれる人も、たいてい映画の中だからこういう立ち位置で

こういう間で話す、みたいな

映画という撮影の中での演技は自然に見えても

普段の普通の人々の言動とは少し違うよね、と思うことが

見ていて とても多かったりするんですが


これは、まるでドキュメンタリーをみているかのようでした。

認知症の父親をカメラで撮っている、みたいな。

全然そういう手法ではないんですが。

言い回しが、全然セリフっぽくない話し方なんですよね


周りの俳優さんたちは全員見たことのある人ばかりでしたね

昔から映画やドラマで見てるベテラン俳優の方々。


父親目線で話は進んで行きますが

少しずつ、混乱していく様子がとてもリアル。

記憶が断片的になるっていうのは、本人にとっては

こういうふうに見えてるのかもしれないと思えます。

時に現実に戻り、時に妄想が進み。 時間の感覚がなくなっていく。


見ているほうも、このシーンは現実なのか妄想なのか

最初は区別がつきにくく

みていくうちに何となく、事情が見えてくるという感じ。


最初のほうは特に のんびりと日常が進んでいくので

つまらないというと変ですけど、少し我慢が必要かもですが

途中からずぶっと引きこまれていきますよ





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