身につまされる映画でした
たまたまストーリーコラムを見て期待せず予約しておいたもの。
アンソニーホプキンス、すごいです
ここまで自然な演技ができる人って滅多にみない。
名演技といわれる人も、たいてい映画の中だからこういう立ち位置で
こういう間で話す、みたいな
映画という撮影の中での演技は自然に見えても
普段の普通の人々の言動とは少し違うよね、と思うことが
見ていて とても多かったりするんですが
これは、まるでドキュメンタリーをみているかのようでした。
認知症の父親をカメラで撮っている、みたいな。
全然そういう手法ではないんですが。
言い回しが、全然セリフっぽくない話し方なんですよね
周りの俳優さんたちは全員見たことのある人ばかりでしたね
昔から映画やドラマで見てるベテラン俳優の方々。
父親目線で話は進んで行きますが
少しずつ、混乱していく様子がとてもリアル。
記憶が断片的になるっていうのは、本人にとっては
こういうふうに見えてるのかもしれないと思えます。
時に現実に戻り、時に妄想が進み。 時間の感覚がなくなっていく。
見ているほうも、このシーンは現実なのか妄想なのか
最初は区別がつきにくく
みていくうちに何となく、事情が見えてくるという感じ。
最初のほうは特に のんびりと日常が進んでいくので
つまらないというと変ですけど、少し我慢が必要かもですが
途中からずぶっと引きこまれていきますよ
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