天気はいまひとつですが一気に観てしまった「裏切りのサーカス」。
期待していなかったのですが 全てが私の好みだった
冷戦時代、ロシアがまだソ連だった頃の背景、
スパイを「もぐら」といっていた時代。
私が過去に読みあさっていたスパイ小説の時代背景や色、匂いがまさにこの映画の雰囲気。
イギリス諜報部が舞台の実話をもとに作られた映画だそうです
ながら見していると、わからなくなるので
飲み物や食べものを準備して観ることをおすすめします
こういう類いの小説が好きな人なら わりとすぐに事情が飲み込めるけど
なんとなく観てると少しだけ難しいかもしれません
現在の、というか ここ最近の時代背景のスパイ映画とは違って
説明や相関など決して親切ではない感じです
(そこがまたいいんですが)
派手さはないし、淡々と進んで行くし、アクションもない。
物語は静かに進んでいきます。
(個人的にはすごく好き)
少しずつパズルのピースが揃いはじめるところは一気に物語が動いていって
いっそう引きこまれていきます。
欲を言うなら
もう少しだけセリフでの各所説明が欲しかったけれど
演技や話の流れがとてもきめ細かくて 最後まで飽きずに観ることができた。
「もぐら」探しというのはわかっているんだけど 面白かったです
イーブリン・アンソニーの小説を思い出しました。感じが似てる。
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