2009年2月23日月曜日

COLD BLOOD の最高傑作?


前回、「懐かしい偶然」で取り上げた
コールドブラッドですが
最近、やっと注文していた CD が届きまして。

ライブ盤1枚と
スタジオ盤「 FARST TASTE OF SIN 」という
アルバムです。

私が、もともと聴いていたアルバム
「 THRILLER! 」(スリラー)は1973年、
今回買ったアルバム「 FARST TASTE OF SIN 」は1972年、
ライブ盤は、1973年のものです。

なぜこの2枚に絞ったのか、と言いますと

ライブ盤が聴いてみたかった、というのと

「 FARST TASTE OF SIN 」は
ダニーハサウェイがプロデュースした
アルバムだそうなので
ちょっと聴いてみたかった(笑)

  ちょっと(かなり)気になったので
  書こうと思うんですが

  あくまで個人的な感想、ですけど。

気になったのは「 FARST TASTE OF SIN 」…

私はもともとスリラーの方を
よく聴いてたせいもあるから…かも
知れないんですが

サウンド…
ドラムなんですけど

なんだか、ドラムの音のバランス悪い気がします。
スネアだけ、いきなりデカかったり
シンバルだけ、いきなりデカかったり…。

バスドラなんか、スリラーに比べたら
全然聞こえません!

一番、気になったのは
ドラムの音が、全体的に軽すぎるんです…。

芯の部分まで消えちゃってる、と言いますか。
締まった音、とはちょっと違う…。

そいでもって
カウベルやパーカスの音が大きいんです、やたら。
しかも、さらにホーンの音が、やたら前に出てて…。

(歌よりデカイ)

全体の音自体は、奥行きがあって、広がりもあって。

…なんだけど

なんだか、その奥行きの一番奥へ、
ドラムとベースと、歌が隠れちゃったりして。

ベースも、ホーンに比べたら…小さい、小さい。
ラインを気にして聴けば、分かるって感じです。
ベースの音自体も、もわ~んとした感じ…。

(曲によっても多少変わるのですが)

ホーンとカウベルが、一番前に来ちゃってて
歌はなんだか、奥に入っちゃってて
リディアさんの迫力みたいなものが、消えちゃってます。

全パートの音質とか、音のまとまり具合とか
バランスが、すんごく気になりました。

ドラムとベースが奥に埋もれてしまってて
全体のまとまりがないので

リズム的には
本来なら、とってもグルーヴしてるであろう曲も
イマイチ、乗り切れず…。

せっかくの勢いと、迫力が全部消えちゃって
音の「余韻」みたいな部分が、カットされてるみたいな。

(余韻、の部分って実はすごく大切だと思う)

曲より何より
「全体の音のバランスがなんだか…ヘン」…と
とにかく、気になってしまって、
曲はさておき…という感じでした。

せっかくのファンクのリズムなのに
バンドの一体感とか、も感じられず。

残念ながら
このアルバムに関しては、なんだかあまり
リズムや躍動感を感じませんでした。

(まさに、切り貼りしたみたいなサウンド)

ダニーハサウェイがプロデュースしたものだから、と
かなり期待してたのですけど

ちょっと個人的には、残念でした。

あんまり、一発目に初めて聴いて
こういう風に気になることって、ないんですけど。

なんだか、耳につきました。

でも、ライナーとか読んでみたら
コールドブラッドの最高傑作、だそうで(苦笑)

(ホント???)

世間の評価は、最高傑作なのかも知れませんが…。

正直いって
個人的には、スリラーというアルバムの方が

ファンクのリズムを感じられて
リディアさん(ボーカル)の激しいソウルフルな声も
思い切り前に出ていて

何よりも
思わず体が揺れてしまう、
バンドとしてのグルーヴと、勢いを感じるので
スリラーの方が良いアルバムだなあ、なんて思います。

(音のバランスも別に気になったことはない)

今も「 FARST TASTE OF SIN 」聴いてるんですけど
ホーンセクションが、何気にタワーオブパワーに
似たような雰囲気のフレーズがあったりして

(スリラーの時には、特に感じたことなかったけど)
(彼らとは同年代、同じ活動場所だったようで)

う~~ん…
やっぱ…スリラーの方が好きかもかなあ、と。

(今ちょうどファンクリズムの曲聴いてますが
 何気にやっぱ乗り切れない)

ちなみに
ダニーハサウェイさんの「 VALDEZ IN THE COUNTRY 」も
入ってますが
イマイチ、乗り切れない…リズムなんですヨ。

何か、サウンドも、曲も、グルーヴも
全部が中途半端に感じたアルバムでした。

ちなみにこの際だから…と
ちょっとだけ調べてみたら

コールドブラッドは、少しマイナーちっくな
バンドだそうで(笑)

ボーカルのリディアペンスさんも
ジャニスジョプリンと比べられていたようで

(確かに似た部分、あるある~~)

タワーオブパワーの影に見え隠れしていたところも
あるそうなので

そういう部分で
あまりポピュラーな知名度にまでは行かなかった、と
いうことらしいデス。

調べてたときに
ロック系に分類されているところと
ファン系に分類されているところがあって

聴いたことがない人からしてみれば
どちらなのか、分かりにくいトコでもあると
思うのですけど

個人的には、リズムがファンクリズムなので
ハードな感じの、ファンクバンドだと思ってます。

(まあ、どっちでもイイですけど)(笑)

ロックだと感じる部分は、たぶん

リディアペンスさんの声質や歌い方、
ギターの雰囲気なんかが大きいのかなあ、とも
思ったりしてます。

この3枚以外のアルバムは聴いてないので
他のアルバムは、どうだかわかりましぇ~ん(笑)

COLD BLOOD - BABY I LOVE YOU
こちらは、アルバム「スリラー」から。
探しても出てこなかったので、自分でアップしてみました。
曲の終わりに向かうほど、バンドの勢いが増してきて
リズムも、とっても好きです。
こういう曲やノリが、本来の COLD BLOOD じゃないかなあ…と
個人的には思ってます。


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今日も、ここまで読んで下さってありがとうございました。

You Tube で他のアルバムの曲なぞも聴いてみたのですが
もしかしたら、このスリラーというアルバムが
一番良いのかも知れない…な~んて思ったりして。

ちなみに
ライブ盤、スリラーと同じ年代に発売されているので
スリラーからの曲が5曲のうち2曲入ってマス。

You Tube の、動画に自由に入れられる、吹き出し機能を
面白そうだったので、使ってみたら

(動画の中に、好きなところで漫画の言葉のような
 吹き出しをつけられる)

いろいろ遊べるんですネ(笑)
初めて使ってみたんですが、面白かったデス(笑)


今日の天気は、東京、朝から雨です~~
気温もちょっとここ数日間に比べると、低め。
お散歩も、今日はお休みデス~~~

夕方頃には、晴れ間も見えました。
外に出たら、久しぶりに息が白かった!


それでは、また!

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